
肥満症治療の体験談 ─ いろいろな治療を通してS.Yさんが感じたこと
妊娠・出産を機に体重が増加し、悩みながらも大学病院で肥満症の治療を開始したS.Yさんの体験談です。いろいろな治療の選択肢を通して、移りゆくお気持ちをお話しいただきました。
2011年に来日して、今は大学院で学んでいます。体重が増え始めましたのは、来日する1年ほど前からです。日本で暮らし始めてからも体重増加は続き、113キロに。母国から持ってきた洋服は早々に合わなくなりましたが、日本の既製服は合うサイズが少なく、アパレルショップを何件も回らなければならないなど、買うのが大変でした。
私には持病があり、服用中のお薬について相談するため、来日後すぐに病院を受診しました。その際に体重管理についても相談しました。私はもともと食が細いほうなので、主治医からは、食事に関してはあまり気にせずできるだけ運動するようにとアドバイスされました。自宅にトレッドミルを設置して、時間を見つけて体を動かすようにしていましたが、体重は113~108キロの間を行ったり来たりする状態が続いていました。
自分の体に合う既製服が少ないなど日常生活に不便はあるものの、体のサイズが大きいこと自体はあまり気にしていませんでした。ただ、健康のことを考えれば、もう少しやせたほうがいいのではないかとは思っており、主治医と話し合って薬物療法を始めることになりました※。
主治医の指導に沿った肥満症治療によって、これまで足踏み状態だった体重が減り始めたときは、驚くと同時にうれしかったですね。体重が増えて着られなくなった洋服をまた着ることができるようになりましたし、集中力が上がって効率よく勉強できるようになりました。体重が減ったことで日常生活にも良い影響が出ているように感じています。
※ 薬の使用は必ず専門家の指導の下、服用ください。ご自身の判断では絶対に服用しないでください。
幸い、私は体型に関して心ない言葉をかけられた経験はなく、昔より太ってしまったことで落ち込むこともありませんでした。ただ、長年、持病を抱えてきたので、「自分が太ってしまったのは、健康ではないから」と感じて、悲しい気持ちになることもあります。そんな私を支えてくれているのが、今のパートナーです。私が病気のことを相談すると、いろいろと情報を調べた上で「僕はこうしたほうがいいと思うよ」と意見してくれたり、病院に付き添ってくれたりと、仕事が忙しい中でもできるだけ時間を作ってサポートしてくれています。私の家族は皆母国にいますから、本当に頼れる存在です。
彼はいつも言葉で愛を伝えてくれて、ありのままの私を受け入れてくれています。自分の存在を肯定してくれる人がそばにいるのは、とても心強いことです。肥満は「自己管理ができず食べ過ぎてしまう人がなるもの」だと誤解されやすく、つらい思いをしている人も少なくないと思います。肥満症のある人のご家族やパートナー、友人の方には、いつもご本人の味方でいてあげてくださいと伝えたいですね。そして、肥満の原因は食べ過ぎや運動不足といった生活習慣だけではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って引き起こされることを、多くの人に理解してもらいたいと思います。
* 肥満症の治療の効果には個人差があります。全ての方が同様の結果を示すものではありません。また、治療の選択肢は患者さんの状態によって異なりますので、医師と相談して決定してください。
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