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(本記事は、ノボ ノルディスク グローバルが作成した記事の翻訳版です。)
肥満には誤解がつきまとうのが現状です。学校や職場、さらには医療現場でも偏見の対象となっています。肥満治療について見直すためには、「減量とは、健康に対する全体的かつ個別的なアプローチによって得られる成果のうちのひとつにすぎない」ということを理解しなければなりません。それにより、肥満とともに生きる人は、減量に留まらず、健康の管理を重視する生活を送ることができるようになるのです。
心臓発作や脳卒中を発症した人のうち、80%以上が肥満を抱えながら生活しています。過剰で機能不全に陥った体脂肪組織は、心臓につながる血管に炎症を引き起こし、心臓発作の原因となることがあります。 また動脈が硬化した場合も、血栓が脳に移動し、脳卒中を引き起こすリスクが増加します。このプロセスをアテローム性動脈硬化といいます。
アテローム性動脈硬化では、血管内部に脂肪組織(プラーク)が徐々に蓄積します。最終的にはプラークが破裂し、血栓を引き起こします。
また血糖値の上昇や高血圧、コレステロールの増加など、アテローム性動脈硬化のリスクを高める要因も、肥満と関連しています。
残念なことに、心臓発作や脳卒中を発症した人のうち、50%の人が亡くなるまでに再び発作を起こすことになります。その結果、心臓発作や脳卒中を発症した人々は恐怖や苦痛、身体能力の低下と向き合って生きなければならず、最も深刻なケースでは死に至ることもあります。
幸いにも、リスク要因を早期に特定し、管理する効果の高い方法が認知されており、心血管イベントに関連する死亡リスクを抑えることができます。実際に、現在では心臓発作や脳卒中を原因とする死亡の80%は予防することができます。そして最も予防可能な死亡とは、肥満によって生じる可能性がある心血管疾患を原因とするものなのです。
研究によると、体重を10%以上減量した人の場合、非致死性の心臓発作または脳卒中のリスクが24%抑えられることが示されています。その理由は、減量により血圧が改善され、血中脂質が減少することにより、動脈の硬化と血栓の形成が防止されることにあります。
5%の減量でも、心臓に良い効果をもたらすことができます。5%の減量(一般にBMIが30の人の場合、約3~5 kgの減量)により、睡眠の時間と質が改善されることをご存じでしょうか。
肥満とともに生きるほとんどの人にとって、10%の減量という目標は、サポートがなければ達成が難しいものです。「誰にでも効果のある」治療計画は存在しませんが、減量したいと思うのであれば、まずは医師に相談することをお勧めいたします。
医師からは、体重管理に関するオプションがいくつか提示されるかと思います。まずは食事と運動の習慣について詳しく調べたいといわれるかもしれません。しかし、肥満とともに生きる多くの人は、今までの人生の大半を減量に費やしてきたと感じているのではないでしょうか。一般的な減量方法以外にも、医師が検討すると思われる治療計画がいくつかありますので、その例をご紹介します。
減量への取り組みを始める際に忘れてはならない最も重要なことは、あなたは孤独な存在ではないということです。全世界で7億6,400万人の成人が肥満とともに生きています。そして2030年までには、その数がさらに増加し、10億人を超えると予測されています。上記で挙げたような治療法について相談したいと考えた際は、お近くの専門医を探してみてください。
(本記事は、海外での肥満の考えを述べています。日本における肥満および肥満症の定義は異なります。日本と海外の肥満の考え方の違いについては、「 『肥満』と『肥満症』の違いとは?」をご覧ください。)
自分の健康について、「将来が気になる」、「誰に相談すればいいかわからない」など、お悩みはいろいろありますよね。肥満症ペイシェントジャーニーは、あなたの今の気持ちに沿って、あなたに合った方法を見つける、旅の地図です。
あなたは肥満症を知っていますか?肥満症は複合的な要因からなる慢性疾患です。この検定であなたの肥満症についての理解度を試してみましょう。
肥満症には体重を減らすための様々な治療があります。肥満症で悩んでいる場合は、専門の医師に相談してみましょう。
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